いつもお世話になっております。 ニッケ・メディカルのメルマガ担当の中村耕一郎です。 今月はニッケ研究開発センターの松野さんの執筆でお送りします。
播種方法によって播種効率や細胞傷害性が違います!
こんにちは。細胞培養足場材Genocelの開発担当の松野と申します。
メルマガ初執筆ですので、手前味噌ですが私の論文を紹介させていただきます。
オープンアクセスの短報です!こたつに入りながら、お気軽にご覧ください。
Regenerative Therapy, Volume 14, 2020, Pages 160-164
"Effect of cell seeding methods on the distribution of cells into the gelatin hydrogel nonwoven fabric"
足場材料への細胞の接着率や、内部の分布状態は播種方法に大きく影響を受けます。本論文ではGenocelブロックタイプへの播種方法を、静置播種と振とう播種で比較しました。その結果、振とう播種の方が「均一に内部まで播種」されることがわかりました。揺することで細胞懸濁液がGenocelの穴を通って内部に入っていくイメージです。また、播種前のGenocelの濡れ方が、播種効率と細胞傷害性に影響することもわかりました。 一見当然の結果ですが、お客様の応用例に合わせて播種方法を提案するためには、このような基礎データが大変重要なことだと思っています。Genocel含む足場材への播種方法にお困りでしたらお問い合わせください。
細胞の分布はどのように評価したでしょうか?
播種方法の動画を公開!
今月もご覧いただき、ありがとうございました。
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